米長邦雄さんについて考察します PART1
さて、はちわん88は学生時代に米長邦雄さんの『運を育てるー肝心なのは負けたあと』という本に出会い、熱狂しました。何度も何度も読み返しましたし、人生の節目節目で手に取ってきました。正に「座右の書」という事が言えるでしょう。
今回、再び手に取って読んでみたのですが、米長邦雄氏の言っておられる「謙虚さと笑い」という事についてイマイチ理解しきれていない事に気づきました。
何度も何度も読んで分かったつもりになっていたけど実は勘違いしていた、また知識だけはあったけど実践できていなかった、また知らず知らずの内に「謙虚さと笑い」から外れてしまっていて気づかない状態でいたなど色々な理由が考えられそうです。
今回、はちわん88が考えたのは果たしてはちわん88が熱狂した米長邦雄という人物はどんな人物であったのかという事です。
米長邦雄氏は沢山の本を出しておられます。
『運を育てる』の他に家にあって積読していた『癌ノート』を読みました。
ああ、やはり謙虚さと笑いについて書かれている、約20年経っているけれど氏の思想にはブレがないなと思いました。
『将棋の天才たち』米長邦雄著は氏の死後2013年に出版されたものですが、氏の将棋界に対する愛情、棋士に対する愛情に溢れており心温まる一冊であります。
さて、今回米長邦雄という人はどんな人物であったかを知るために新たに3冊の米長邦雄氏の著作を購入しました。
発行年順に
『不運のすすめ』2006年出版
『われ敗れたりーコンピュータ棋戦のすべてを語る』2012年出版
の3冊であります。
本来であれば氏の他の著作や他の人からの評判等も考慮に入れたいのですが、今回は氏の著作のみを読んで米長邦雄氏はどういう人物であったかと考えたいと思います。
そして今回新たに読んだ『われ敗れたりーコンピュータ棋戦のすべてを語る』が特に印象に残ったのでこの本の感想を書き、次に『不運のすすめ』を読んでの感想を書き、はちわん88に深く影響を与えた米長邦雄という人物について考えたいと思います。
本来であれば『われ敗れたりーコンピュータ棋戦のすべてを語る』の感想を書くつもりでしたがそこに至らず前振りのような格好になってしまいました。
ご容赦ください。
中途半端になりましたが今回はここまでとさせていただきます。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。